こんにちは、Paintsterです。
「能動的に仕事をする」
これは非常に羨ましい言葉です。「できるものならやってるよ!」って感じですよね。
一方で、最近私が思うことがあります。それは、、、
「能動的に仕事をする = 仕事が楽しい」
ということです。
そして「仕事を楽しくする」ことは、私たちの考え方で達成可能と思っています。
つまりどういうことか、、、。
その考え方とは「仕事環境を調整する」という考え方です。
私はこの考え方を今の上司から学ぶことができました。
そして、現在私と同じテーマの仕事に取り組んでいる後輩くんにも適応しており、今のところ後輩くんは楽しんで仕事をしてくれているようです。
そこでこの記事は、私の経験談をベースに後輩くんに能動的に(楽しく)仕事を進めてもらう手段を語りたいと思います。
⬇︎こんな悩みをお持ちの方にお勧め。
・そろそろ後輩ができたが、どのように教育すればいいんだろう、、、
・後輩のやる気が無いんだけど、どうしよう、、、
こういう悩みがある人が読んでいただけると、少し解決方法がわかるかもしれない記事になっています。
また、自分が能動的に(楽しく)仕事をする方法とも置き換え可能ですので、その観点で気になる方も是非見ていただけると幸いです。
では、仕事の息抜きにぜひお読みください!
目次
能動的に仕事をする = 仕事を楽しく進める
まずは私の経験を少し説明します。
以前に書いたブログで「仕事にやる気が出せない人がいる、、、」といった内容を投稿しました。
なんとこのやる気が出せない人が
一緒のテーマに対して意欲的なんです!やる気に満ち溢れているんです!
「こりゃきたな。私の時代が来た!」と思いました。
さて、その人は何故意欲的になれたのか。。。それをこれまでの経緯から少し考えていました。
そして導き出した答えが
メンバーが楽しそうに仕事をしているから!
という結論に至りました。
その例として
・私の仕事のメンバーは実にフランク!
ということが挙げられます。
テーマの上司は、メールで私たちをあだ名で呼んでいただいています。
そのため上司への相談も気軽に行え、自分が思う方針をありのままに相談することができます。
そんな雰囲気の「メンバー」がテーマを動かすと、運もこちらに見方をしてくれて、テーマ自体が良い方向に動いていきます。
例えば「この開発品は、どこまで性能が必要か?」を議論する際に、リーダーが全員に意見を求め、さらには全員が包み隠さず発言をします。
こうすることで「できないものはできない」がはっきりとわかるため、テーマスケジュールに無理が生じません。そして現実味のある目標値が設定され、各自が能動的に「できるはずだ」と信じて仕事を行うことができているんです。
こんな状況、楽しくないはずがありません。
後輩くんも、この雰囲気を読み取ってくれたわけです。
楽しい状態を継続させるには?
問題はこれからです。
楽しいものに触れた時、最初のうちは楽しくて仕方がないはず。
しかし、今後続けて楽しんでもらえなければ意味がありません。
ではどうするか、、、。
ポイントは4つです。
今回は後輩くんに楽しく仕事をしてもらうことを想定して説明します。
ポイント1:意見が通る環境にする ⇨ まずは相手を承認する
「意見を聞く」ということが重要だったと書きました。これを実践しましょう。
まずは後輩くんが「こうすればいいかもしれません!」と的外れなことを言ったとしましょう。
次に私たちが出すべき言葉は「なるほど」です。
まずは承認するのです。
しかし、そのまま進めると的外れは目に見えている、、、。そのため、承認した後に軌道修正をしましょう。こんな感じです。
「でもこっちの方がいいかもしれない。どう思う?」
注意するべきは、あくまで方向性の決定権は平等です。また、否定はいけません。
上手に上司の私たちが考えている方向性(正しいと考えていること)に近づけるように、後輩くんの意見をまとめて、方向性を決定しましょう。
※多分これは上司としてのスキルが必要で、大変難しいことだと思います、、、。
一見後輩くんの意見が通っていないように見えると思います。
ですが、この議論を切り開いてくれたのは後輩くんです。そして、その議論により、テーマの方向性が決定しました。
この流れは一種の「意見が通る」状態だと思います。
どちらかというと「コントロールできた」という感じかと思います。
なぜこのようなかとが言えるかというと、実際私がこのストーリーの後輩役の時があり、そう感じたからです。
すごく気持ちよく仕事を進められました。全ての人に当てはまるかというと、そうではないかもしれませんが、可能性は秘めていると考えています。
ポイント2:相談できる状態にする
ポイント1を進めるにあたり、後輩くんが気軽に相談できる状態を作る必要があります。
これを作るためには、次の言葉が有効だと考えています。
「ん?いいよ。どうした?」
「時間?大丈夫やで。どうした?」
「今はちょっと時間がないけど、、、どうした?」
そう、「どうした?」を入れて聞く体制に入ってください。
こうすることで、後輩側は不思議と安心感を抱くはずです。
最初から「時間がないから後にするわ」とか「ん〜?なに?」とかだと、後輩くんは不安感を抱きます。
そうすると、後輩くんも言いたいことを上手に伝えることができない可能性があります。
これではきっと負のスパイラルが回り始めることでしょう。
この状態を回避するために「どうした?」です。
「あ、聞いてくれる」と後輩くんは心の中で思い、安心感を得ることで頭の整理ができます。
またポイント1の展開が進んでも、後輩くんが私たちの方針を受け入れてくれ易くなり、テーマとしても良い方向に進みます。
まずは相手の話を少しでもいいので聞きましょう。
それが長く続きそうで、時間がないなら一旦打ち切るのはありです。
すでに後輩くんの話を聞いていますから、少しは後輩くんは安心感を持っていると思いますので。
ちなみに、上記も私が後輩側だった時の体験談です。
相談するときは「焦る」ことが一番よくないですからね。
ポイント3:仕事の将来像を見せる
ポイント1および2で後輩くんの相談や提案を聞き、方向性を決めた後には
「その方向性で進めば、テーマの将来がどうなるか」を示しておきましょう。
そうすれば、この仕事をした際のアウトプットが見え、やる気がでます。
また、私たちにもメリットがあり、目標値の再確認が可能です。もし危ない目標値であれば後輩くんが気づいてくれる可能性もあります。その際はしっかり意見を聞き、方向性を修正しましょう。
ポイント4:自信をつけてもらう
自信をつけると言うと「結果、成果を出す」をイメージされるかと思います。
しかし、そんなに簡単に結果や成果は出ません。また運が悪いと長い間そんなご馳走にありつくことはできません。
ではどうすればいいか?
それは、ステップ1〜3を進めることです。
どう言うことかというと、「方針を決めた」という自信が付くと言うことです。
その方針を進めて結果が悪かったとしても、それは結果です。PDCA を回した成果です。
また、PDCAでテーマを動かすと達成感が生まれます。
この達成感こそ「楽しさに」につながる原動力になるはずです。
どんな仕事が「楽しく能動的」にできる仕事?
最後にどのような仕事が楽しく能動的にできるかをご紹介します。
ズバリ、「あ、これできそう」と思った仕事です。
「あ、これできそう」と思える仕事は、
・経験がある
・自分で考えて行動することができる
・仕事を進める手段がある程度わかる
と言った具合に「新人もしくは新しい配属先では無理」な内容とお思いかもしれません。
しかし違います。
「新人にできそうと思ってもらえるように、ステップ1〜4を繰り返す」
これを実行することで、自然に「あ、これできそう」と思ってもらえるようになります。
最初はステップ1のように、質問や相談をするのが怖いのではないかと思います。
そこでステップ2で寛大に受け止める。そのままステップ3、4まだいけば「もしかしたら、できるかも」
冒頭で私と一緒のテーマをやっている後輩くんには、できるかぎりステップ1〜4の流れで仕事をしています。
このテーマ、後輩くんには全てが新しい仕事です。ですが、後輩くんからの質問を「どうした?」で受け止め、私なりの方針を混ぜて後輩くんの意見をまとめ、テーマスケジュールに落とし込んだ方針に変える。
これを2ヶ月続けることで、今まで他のテーマで死んだ魚の目をしていた後輩くんが、水を得た魚のようにぴょんぴょん飛び跳ねて私と同じテーマをしています。
試作の内容を考え、試作スケジュールを組み、試作中に色々な見解を相談しにきてくれている。かつ、それら全てが能動的です。
きっと自分の中で色んなアイデアが出てきて、それをテーマスケジュールに落とし込んで考えてくれているのだと思います。
ですので、もし後輩ができて、楽しく能動的に仕事をしてもらいたい場合は「あ、これできそう」と思ってもらえるようなアクションをとることをお勧めします。
最初にも述べましたが、後輩が楽しそうに仕事をしている姿を見ると、こっちも楽しくなりますからね。
※最後に、、、
今回は後輩に対する話になりますが「私たちが「先輩」と楽しく仕事をすることは可能か?」ということも気になる人がいると思います。
「先輩」と楽しく仕事ができるかどうかは「相性」でほぼ決まってしまいます。相性が合わない場合は、「先輩のチェンジ」を心がけましょう。その方法は下記の記事に書きましたので、お読みいいただけると幸いです。
21/05/11更新:全体的な話の内容を変更