こんにちは、ペイントです。
ドラム好きですか?
私は大好きです。
何故好きか?それは
見た目がカッコいいから。
そんな生半可な気持ちで始めたドラムも早15年。
ずっと自己満足でやっているので、特に実績とか無いんですけど、一応経歴を紹介した記事があるので、詳しくはそちらをご覧ください。
そんなドラム歴だけが長いブログ主ですが、一つ特徴がございます。
それは
右利きでオープンハンド演奏している事です。
しかも14年間も。
そんなオープンハンド歴だけが長いブログ主が、下記の思いをお持ちの方にオープンハンドのメリット(デメリット)をご紹介します!
・オープンハンドやりたい!
・メリット、デメリットは?
・結局オープンハンドってどう思われるの?
そして今回はマイドラムセットにも協力いただきます。よろしくねー。
目次
オープンハンドとは?
テレビとかでドラムを見ていると、手をクロスさせて
右手→ハイハット
左手→スネアドラム
を演奏しているのが大半だと思います。これを「クロスハンド」と言います。
一方で、各々を逆にして演奏することを「オープンハンド」と呼びます。
このオープンハンドは非常に珍しい演奏方法です。大半の人がクロスハンドです。
そして、ドラマーの大半はクロスハンドで練習し演奏しています。何故でしょうか?
その理由の一つとして、
「オープンハンドはメリットが少ない」
ことが挙げられています。下記の記事を参考にさせていただきまいた。共感です。
さらに上記の記事には
「メリットがあるなら、プロはオープンハンドで演奏しているはずだ」
と記載があります。
う〜ん、なるほど、、、。
確かに一理ありますね。オープンハンドが演奏し易いなら、そっちが一般的になるはずですし。
それでも、プロの中にはオープンハンドで演奏している人がいます。
名高るバンドのドラマーたちで、これを見ると「オープンハンドもありなのでは? 」と感じるのは私だけですかね、、、。
このお方はテクニシャン。耳コピしようとしても不可能でした。。。
・茂木 欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)
華麗なライドシンバルの演奏も見れますよ。スカでもオープンハンドは十分対応可能ということですね。
・SATOKO(ドリカムのサポートドラマー)
ロックでパワフルな演奏。オープンハンドでもパワーは出せますよ。
オープンハンドのメリット
そんな感じで、私は「案外やってみたら、他の人と差をつけられるんじゃない?」と思って始めたのがきっかけでした。
そして早14年間。ちゃんとオープンハンドで吹奏楽の演奏会もこなしてきた私が思う「オープンハンドのメリット」をご紹介します。
見た目で特別感を与えることができる
私は他の人と違うことがしたい性格です。
オープンハンドのドラム演奏を見た時にビビッときました。
「こりゃ、やらねば、、」
そして私は「特別感」を手に入れました。見た目だけね。
その証拠に吹奏楽で演奏してる時に
「変わってますね〜」
といわれたことがあります。ニヤリ!
この感覚を味わうことができるのも、オープンハンドの醍醐味です。
特殊な「オカズ」を入れられる
「オカズ」と言うのはアドリブ的な物です。
ビートを刻む中で、ちょっとしたアクセントをつけたりします。
オープンハンドではクロスハンドに比べると、ビートを刻んでいる中でも自由に右手を使えます。
ちなみにこんな感じです。衣装はパジャマです。お恥ずかしい。
一方同じフレーズ(ちょっと違うのはご愛嬌)をクロスハンドですると、、、。
こんな感じのオカズを無理なくプレイできます。
ポイントは別にクロスハンドでもできるけど、結構無理な体勢になる事。
思いつきでオカズを入れるのに、体勢に無理があると、ためらってミスにつながったりします。
そんな可能性を減らせるわけですね。
オープンハンドのデメリット
オープンハンドにチャレンジするにあたり、慣れ親しんだクロスハンド手放すことになります。
それはとても不安なことです。そんな不安を少しでも和らげるために、デメリットを知ることは重要だと思います。
そこで、私が感じたオープンハンドのデメリットをご紹介します。
セッティング
オープンハンドのセッティングは一般のセッティングとは異なります。
ライドシンバルに関しては、ハイハットのそばに置いておく必要があります。
またハイハットもクロスハンドの位置とは微妙に異なります。私の場合はスネアドラムとはかなり離れた位置にセッティングしていました。
このセッティングが異なる問題は、一台のドラムを他のドラマーと共有する際には困ります。
何故なら、大体周りのドラマーはクロスハンドのセッティングだからです。
(ライドシンバルは右側に、ハイハットはスネアの近くに、、という事です)
演奏会とかライブでは、最適ではない状態が日常茶飯事です。
私がやっていたのは吹奏楽なので、一曲ずつドラマーが変わります。そんでもって、私の番が回ってきたときに「さあ、セッティングと、、、」と思う余裕すらなく曲が始まってしまいます。
これに対する解決策は「両利きプレイ」です。詳細はこの記事の最後に説明しますね。
そんな感じで、オープンハンドのアマチュアドラマーの方々はセッティングには悩まされることでしょう。
持久力
オープンハンドをする人は必ずしも左利きではないと思います。私も右利きです。
そんな利き手と反対の手でテンポ124のエイトビートを刻んだ際にはビートがガタガタ。
録音した演奏を聴いていると
「うわ。誰これ下手くそだな〜、て俺か、、、。」
吹奏楽の苦い思い出です。
ということで、右利きの方はいつも使い慣れない左手で早くエイトビートを刻む必要があります。
この点はトーレングでなんとかなるのですが、そんな簡単になんとかはなりません。
私だって、まともに叩けるようになるのに3年はかかりました。。。
今でもまともには叩けていませんけどね。。。
バスドラムが演奏しにくい
利き手と同じように、どうやら「利き足」というものもあるらしいです。
そして、「利き足」はてと同じように右が多いようですね。
ちなみにボールを蹴る足が「利き足」ですので、私の利き足は右です。
その反対が体の重心を支える「軸足」のようです。
これがオープンハンドにどう影響するかというと、「体の重心が最適ではない」ということです。
左手でハイハットを刻むと、どうしても体の重心が変わります。そうすると、今までバスドラム(右足)のコントロールで活用していた体重移動が変わります。
こう、言葉で説明するのが難しいのですが、うまくバスドラムが叩けません。
ビートとバスドラムがマッチしなくなり、グダグダなリズムを刻むことになります。
きっと、軸足と利き足の使用感覚が悪くなるのでしょう。
これも練習でなんとかなると思うのですが、私はいまだに違和感を感じています。
結局どうなのよ?
オープンハンドのメリット、デメリットをご紹介してきましたが、最終的にオープンハンドがおすすめかどうかは、、、
両利きプレイならオープンハンドはおすすめ!
とさせていただきます。
「両利きプレイ?」
つまりは
「ハイハットは左手で、ライドとフロアは右手で刻む」
というプレイです。クロスとオープンを使い分けるってことですね。
ちなみに私は両利きプレイです!(ドヤ顔)
これができると、オープンハンドのデメリットを回避しつつ、メリットを活用できることになります。
完全無敵ですね。
ということで、「オープンハンドを始めたい!」という方は、ぜひ両利きプレイを最終目的とされるのが良いと思います。
最後に、両利きプレイの例をご紹介します。
曲はヨルシカの「春ひさぎ」サビ部分です。ヨルシカの中で私の一番好きな曲です。曲は下記のYoutubeを見てください。いい曲だよね。
では、サビ部分のドラム演奏をご覧ください。。。
どうでしょうか?よくわかんないですよね?
まあ、オープンハンドも両利きプレイも自己満足な訳です(涙)。
それでは頑張って練習に勤しみましょう!