どうもペイントです。
私は21年5月に第一子が誕生し、誕生した日から約2ヶ月育休を取得しています。(21年5月現在)
※ちなみに、ペイントは30代の男性です。
その経験を踏まえて、今回は「いつから育休を取れば良いのか?」について話をしたいと思います。
結論を言うと出産日から育休を開始しましょう。
育休の話をすると、よくこんな話を聞くかと思います。
・産後すぐはそんなに子育てすることはないよ。
・産後は妻も子供も入院してるから、退院してからでいいんじゃない?
実際はそんなことはありません。
やる事てんこ盛りです。
今回は
・早期の育休取得に対する周りの反応
・どんなやる事があるのか
・育休を早く開始して良かった事
をご紹介できればと思います。
もし、「育休っていつから取得すればいいんだ」と迷っている方がいましたら、ご参考いただけると幸いです。
目次
「出産後すぐに育休開始」に対する周りの反応
私が育休を出産予定日に取得することを上司に告げた時、びっくりするくらい賛成していただきました。
とても恵まれた環境だと感じています。
そして周囲にも育休のことを伝えても
「いいじゃん!」と肯定的。
日本にも幸せな環境があるものです。
ですが、周囲と育児に関する話を話していると
「出産後はそんなにやることないですよ。新生児は寝てばっかりですし。」
「あと出産後は数日入院してますから家で一人ですよ。」
というお言葉をいただきました。「え、そうなの?」と無知な自分を知りました。
「まじか・・・でも、もう言っちゃったし・・まっいいか」
という感じで急いで育休に入る準備を進めました。
「育休の準備って何があるの?」という方は、下記の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
「出産後すぐの育休」でやること
実際、出産後に妻と子供は入院。(帝王切開のため7日間)
その最中はやっぱり家に私一人でした。
「ヤッベ、やることないな、、、ってそんなことないぞ!?」
と言う感じで忙しい毎日が始まりました。その内容を下記に紹介します。
やること1 育児用の環境整備
出産前に色々と育児の準備を進めてきました。皆さまもそうかと思います。
●出産前に準備したこと
チャイルドシート→退院時に必須
抱っこ紐→なんとなく必要な気がする
お尻ふきシート→皆んなが「必要」と言う
肌着と上着→退院したら裸なので必要です
等々・・・
準備は完璧でした。ですが、、、細かいところでやることがありました。
●出産後、入院中に必要になったこと
・寝具の洗濯→赤ちゃんはデリケートです
・おむつの追加→病院が用意してくれるのでは”足りない”とわかりました。
・実家への居候準備→産後は妊婦は動けません。協力が必要です。
やることとしては少ないように見えますが、意外に大変です。
なんせ経験したことがない事ばかりですので。
やること2 身の回りの家事
自分の身の回りのこと(食事や洗濯物等)もありますが、どちらかというと+αが大変です。
+αとは「妻と子供の洗濯物と身の回りのこと」です。
長期間の入院中に何が必要かわかる方は少ないのではないでしょうか?
私たちは経験したことがなかったので、わかりませんでした。
そして、実際必要だと分かったことは「洗濯物」と「水」でした。
特に「洗濯物」。これは子供の分も含んでいます。つまり「無いから我慢」ができません。必要な時に洗い終わったものが必要になります。
洗濯物を受け取ったら、即洗濯して次に日には届ける必要があります。
「水」は病院に飲料水(浄水)がなかったため、家から持っていく必要がありました。その点でほぼ毎日家の浄水器の水を持っていっていました。
これらのことは自分の食事、洗濯もやりながらこなしていく必要があります。
この作業量たるものは、一人暮らしの作業量の比ではありません。
+αになるだけで、1日がすごく早く過ぎてしまいます。専業主婦恐るべし、、、。
というか、育休とっていない家庭はこの期間どうしているのか不思議です。。。
完全に工数が足りていないのでは?
やること3 出生届等の書類提出
これに関しては特別なことではありませんが、上記の”やること”と合わさると、なんだか忙しさに拍車をかけてくれる要因でした。
そして、市役所も平日しか対応してくれないので、「育休を取っておいてよかったな」と感じました。
「出産後すぐの育休」で良かったこと
それでは最後に、出産日から育休を取得し始めて早2週間の私が、「良かったな」と感じたことをご紹介します。
家事の大切さを実感できる
すでにご紹介した内容ではありますが、炊事、洗濯、掃除等々の家事の大切さを改めて実感できます。
私は学生時代、社会人時代合わせて、一人暮らし経験が3年ほどあるのですが、それとは別物であることを実感しました。
※上記でご紹介した「+α」が加わる点です。
では、この大切を実感できて何が良いのでしょうか?
それは、妻は常にこの「忙しい家事」を日々こなしているとい言うことです。
いつもは当たり前のように家事をしてもらっていますが、ひたすらに大変なことです。中には私たちが会社に行って仕事をするより体力を使うものもあります。
そして、子育て中にこの「忙しさ」を理解することは重要です。
子育てで忙しい中、妻が作った食事はおそらくべらぼう目に有難い物だと痛感することができるはずです。
特に育休終了後、私たちが仕事から帰ってきた時に出てくる食事は特別に有難いものでしょう。
洗濯物や掃除もそうです。仕事から帰ってきて、洗濯物や掃除ができていなかったとしても、それは育児で超絶しんどいからできていないんです。
ですので可能な限り、家事は私たち(育休取得者)が協力するべきことであり、育休によりそれを実感できると思います。
新生児の生活サイクルを実感できる
新生児の時に大変なのは「夜泣き」。
と思っていました。。。
夜泣きも大変ですが、それよりも3時間に一回訪れる授乳が大変。
何が大変って、新生児は母乳だけで授乳が完結しないので、毎回粉ミルクをあげる必要があります。これが大変。。
粉ミルクは
「粉ミルクを溶かす」
↓
「ミルクの温度を40度くらいに冷ます」
↓
「授乳後、ゲップが出やすいので、ひたすらゲップを促す」
のプロセスがあり、これに20分はかかります。つまり、3時間おきといっていますが
「母乳15分」+ 「粉ミルク20分」
= 合計35分(早く済んだ場合)
くらいは必要になり、実質の休憩時間は3時間もありません。これを1日中繰り返すわけですので、お昼は休憩時間なんて言えたもんじゃありません。
これに「沐浴(20分)」や「備品の買い出し」,「おむつ交換(しょっちゅう)」等が加わる分けですから、育児に休憩はありません。
いつもは仕事をしている時間にも、戦争は続いています。その辛さを実感しておくことで、育休終了後も妻の負担を理解することができ、仕事終わりの育児参加の大切さを理解できるのではないかと思います。
早いうちに分担することができる
特に第一子の場合ですが、出産後すぐの育児は妻と夫どちらも手探り状態です。
その状態から育児に参加することで、役割分担等の意思決定がスムーズに行えると思います。
もし、妻が育児に慣れてしまった状態で、旦那が「あれやろうか?」と分担を持ちかけても、産後イライラも重なり「結局できないじゃないの!」と喝を入れられてしまうかもしれません。
そうなる前に、全てのことを一通り経験しておき、得意な範囲を見つけて分担する。これを行うことで、夫婦ともにイライラが最小限に抑えられると思います。
ちなみに、産後イライラに関しては下記の記事を書いていますので、もし興味のある方はお読みください。
何事も、早めが肝心
まとめますと、育休開始日は出産日がベストと言うことになります。
仕事もそうですが、何事も早めに手をつけておくことが大切です。育児は協働作業ですので、夫婦が各々で苦手なことがあるなら、早めに知っておいた方が理解を得やすいですからね。
もし職場で「なんで出産後すぐに育休を取る必要があるんだ!」と言われた場合、こう言ってやりましょう。
「奥さんに聞いてみてください。その重要性を一番よく知っておられると思いますよ」
※こう言うかどうかは、すみませんが自己責任でお願いいたします。