ベビーカーを選び始めたけど、国内大手3メーカー「Combi」「Aprica」「Pigeon」の違いがいまいちわからない、、、。
デザインや車輪の数とかの違いはわかります。何となくその効果もわかる。。。ですが、実際はどうなのよ!?
しかも、よく売れているであろうフラッグシップモデルはアカチャンホンポでどれも6万円越え。高価な買い物なので、誤った選択はしたく無いもの。。。
と言った感じで、私と妻はベビーカー購入の際に販売店を何度も行き来して、店員さんと議論を交わしまくりました。
その結果、Combi⇨Aprica⇨Pigeonと購入候補が入れ替わり立ち替わり。
最終的に「Pigeon ランフィリノン」を購入しました!
そんな調査の経験をもとに、何故Pigeonが良いという結論に至ったかを、各社のメリット、デメリットと共に紹介させていただきます。
目次
ベビーカーの種類
大手3大メーカー比較を始める前に、ベビーカーの種類について簡単に触れておきたいと思います。
この記事でご紹介するベビーカーは「AB型 オート4キャス」になります。
ベビーカー選びを始めたばかりの人は、是非この解説をお読みください。
そんなの知ってるよ!って人は次の見出しへGO!
A、B、AB型
血液型のような呼び名ではありますが、ベビーカーは大きく分けて
A型
と
B型
と
AB型
があります。
違いは下記の記事がわかりやすいのでご参考ください。
簡単にいうとA型は新生児から使えてリクライニング機能がある。B型は7ヶ月ごろから使えてリクライニング機能がないくてもOK。という定義らしいです。
ただ、もう一つある違いとして、A型は赤ちゃんと親を対面にすることができる。B型は赤ちゃんと親が同じ向きになる。とも言えるでしょう。
これを念頭に置いて、この記事でご紹介するベビーカーの型式、AB型をご説明します。
●AB型
早速ですが、簡単にご説明すると
AB型とはAとBの二つを切り替えて使うことができるベビーカーのことです。
では何故A型とB型を使い分ける必要があるか。それには二つの理由があります。
一つ目は新生児(おそらく3ヶ月以降)の頃は、赤ちゃんを見ながらお散歩をしたからです。
私の親戚にもB型を新生児から使用している人がいますが、「最初は対面状態で赤ちゃんを見たかったな〜、だって可愛い時じゃないですか」と言っていました。
最初のうちは、可愛い我が子を対面で見ながらお散歩したいみたいですね。
そしてもう一つが赤ちゃんが育ってくると外の景色を見たがることです。
その時にはB型のようにリクライニング角度が高い状態で、赤ちゃんに景色を見せやすい状態にしてあげたほうが、赤ちゃんが喜んでくれるそうです。
これも、知り合いのお母さんがおっしゃっておりました。逆に、A型の時には外の景色を見たくて赤ちゃんが暴れてしまったようです。
このどちらの状態にも対応できるのがAB型なのです。
オート4キャス
これはAB型における、車輪の駆動に関する機能を指します。
ベビーカーは前輪、後輪のどちらかが進行方向に対してクルクル回らないように固定されています。しかし、AB型はAとBを切り替えることで、前輪後輪が切り替わります。もしそこで、前輪が固定された状態であれば、操作が難しくなります。
これは車で説明するとわかりやすいかもしれません。車で曲がろうとハンドルを切った時は、前輪が動きます。そうすると、車の先端が思い通りの方向を向いてくれるので運転しやすい。
一方で、もし後輪が動いたらどうでしょう。車のお尻が動いてしまい、狙った方向に曲がることができません。
ベビーカーに話を戻しましょう。AB型でこの問題を解決するのがオート4キャスです。
この機能が付いていると、AとBを切り替えた時に、自動で固定される車輪が後輪に切り替わります。
そう、いつでも前輪がフリーで動けるように使える仕組みがオート4キャスです。
CombiのHPでわかりやすく解説されています。
写真引用:【コンビ】スゴカルα 4キャス エッグショック HSの製品情報|ベビー用品のコンビ株式会社
動画での説明はこちら
どうでしょうか、AB型でオート4キャスであれば、ベビーカーは鉄壁の機能を持つことになります。まあ、値段が高かったりしますが、、、
そのため、この記事では「AB型でオート4キャス」のベビーカーをご紹介させていただきます。
3大メーカー上級モデル比較
それでは国内3大メーカー 「Combi」「Aprica」「Pigeon」のAB型でオート4キャスのベビーカーをご紹介しましょう。
ところで、何故この3つのメーカーでご紹介するか、、。それはこの中から自分の欲しい機能があるモノを選んでおけば、間違いないと思うからです。
海外ブランドも欲しい気持ちはわかります。ですが大きすぎて日本の道路事情に合わないのが否めません。
この意見は知人からもYouTubeからもよくききますので、確からしい情報だと思います。
そのため、国内3大メーカーからご紹介させてもらいます。
各社が販売するAB型でオート4キャスベビーカーはこちらです。
●Combi
●Aprica
●Pigieon
これらのベビーカーはよく似ています。
まじで何を基準に選べばいいか、悩むと思います。
そこで、各社の販売員の方から聞いた機能的メリットに分けて比較していきましょう。
走行性
「ベビーカーは小回りが効く方が良い」と周りの人からよく聞きます。日本道路環境はとても狭い道が多いのが特徴です。そのため旋回する際にも周りを気にします。特にスーパーとかでは棚の間隔が狭いので気になりますね。
また、ちょっとした段差もベビーカーの大敵です。以前買い物しているときに、ベビーカーを押している男性が、目が不自由な方用の点字ブロックに車輪を取られて動けなくなっていました。思った以上にベビーカーは段差に弱いみたいですね。
ということで、走行性で3社を比較してみましょう。
Combi
CombiスゴカルSwitchの車輪は前輪が1輪、後輪が2輪(B型時)とハイブリッドタイプです。
一般的に「走行性」や「段差乗り越え」は1輪が有利と言われています。一方で安定性は2輪が有利とのことです。
Combiは赤ちゃんの体重が重く、走行性能が下がる時(B型)に、前輪を1輪にすることで使いやすさを確保しているようです。
ここまでは一見いいとこどりで走行性が良いように聞こえます。しかし、、、。ボディが残念!
Combiは他社より車輪周りのクッション性に劣ります。どうやらその辺りに力を入れてないとのこと(アカチャンホンポの定員さんより)。その分、ボディの接続部に「遊び」をもたせることで、クッション性を確保しています。
そして、この「遊び」が原因で、走行時にガチャガチャします。
左右にちょっと移動したいな、、という時に一回「ガチャガチャ」と遊びを味わってから動き始める。。。これは思った以上にストレスでした。特に10kgのダミー赤ちゃんを入れて操作したときは「遊び」をすごく感じます。
この点に関してCombiはイマイチですね。
Aprica
Apricaラクーナクッションの車輪は全て2輪タイプです。その分走行性が悪いのか、、、というとそうでもありません。
10kgのダミー赤ちゃんを入れて走行していたのですが、Combiより断然操作しやすいです。
理由はボディーの接続部分4点が溶接接続のため、「遊び」をほとんど感じることがありません。
そのため、思い通りにスイスイ動かすことができます。
ただ、一点気になることは2輪であるがゆえ、段差を乗り越える時に引っ掛かるのではないかと思いました。やっぱりアカチャンホンポの店の前で、点字ブロックに2輪タイプで引っかかっていた人を思うと、 段差を乗り越えにくいかもしれないと言う不安は拭いきれません。
Pigeon
Pigeonの一番の特徴は車輪が全て一輪であることです。
その他にも、車輪とボディとの間にクッションを設けたり、ベアリングを搭載したり、、、何やら色々とこだわりがあるようです。
そして、10kgのダミー赤ちゃんを入れて操作した感想なのですが。一番快適!
車輪が地面に吸い付くように操作ができます。何の不満もございません。
車で例えると、軽自動車の後にスバルのインプレッサに乗って「うわマジか、スバルすげー」と言う感覚です。
この地面に吸い付くような感覚はボディにも秘密がございます。先程Apricaもボディを溶接しているとご説明しましたが、Pigeonはなんと6点も溶接しています。そのため、走行時もボディがしっかりしているので地面に吸い付くのです。
HPでもこの点は押しているようですね。
折り畳み時のサイズ
私が結構重要だと考えているのが「折り畳んだ時のサイズ感」です。ここでは下記の二つのポイントでご紹介していきたいと思います。
①サイズ
②持ち運びやすさ
ちなみに、①サイズは車に乗せた時のサイズ感。②持ち運びやすさは、階段昇降時に体にぶつからないかで比較したいと思います。
ちなみに、、、取手が折れ曲がるタイプとそうでないものがあるのですが、この3社のスゴカル、ラクーナ、ランフィはアカチャンホンポで購入すれば全て取手が折れ曲がるタイプです。(値段も同じ)
このことを前提とさせていただきます。
Combi
Combiのスゴカルは
①サイズ ⇨ 良い
②持ち運びやすさ ⇨ 普通
です。店員さん情報ですが、ホンダの軽自動車「N box」なら、下記のように縦に入れることができるようです。
写真引用:【コンビ】「SUGOCAL Switch(スゴカル スイッチ)」新・ウルトラバランスベビーカー|ベビーカー・チャイルドシートのコンビ株式会社
まあt、Combiスゴカルは①サイズがコンパクトです。といっても2センチコンパクトな感じ、、、
これは現物を見て比較した判断なのですが、他の2社に比べて厚みが薄く感じました。
また、②持ち運びやすさに関しては、持ち運ぶ時用の取手がついています。店員さんからは「これがオススメ!」と言われましたが、
「別に、、無くてもいいかな」
と正直思いました。そのため②持ち運びやすさは普通と判断しております。
ちなみに取手はこれです。
Aprica
Apricaラクーナクッションは
①サイズ ⇨ 普通
②持ち運びやすさ ⇨ 普通
です。これに限ってはあまり言うことがありません。。。本当に3社の中でど真ん中に普通でした。
写真引用:ラクーナ クッション AD | ベビーカー・チャイルドシートのアップリカ | Aprica
HPに何故か折り畳み時のサイズが書いていません。Combiにやや負けているからでしょうか、、、。
Pigeon
Pigeonのランフィは3社の中でも少し大きいです。ゲンコツ一つ分くらい長い感じです。
車の中に横向けで収納する際に、車種によってはフィットしない可能性があります。
私はスバルXVなのですが、荷台にホイールハウスの凹凸があるので少し不安です。
ただ、良い点もあって足回りのフレームが湾曲していて、折り畳んで担いだ時に、体に当たらない設計です。
この部分
写真引用:Runfee(ランフィ) | A形シングルタイヤベビーカー | お出かけ総合サイト Happy Travel | ピジョン
ただ、やはりCombiやApricaにはコンパクトさは劣りますね、、、。
ちなみに、重さは3社とも同じです!
デザイン
デザインはアカチャンホンポの写真で比較してみましょう。
写真引用:商品検索結果|アカチャンホンポ
さあ、どれがどのメーカーのベビーカーかわかりますか?同じようなカラーだとマジでわかんないと思います。
ちなみに左から「Combi スゴカルSwitch」「Aprica ラクーナクッション」「Pigeon ランフィ」です。どれが好きですか?写真ではわかりにくいですね。
そこで、現物を見た私たち夫婦の意見から、各社の違いをご紹介したいと思います。
Combi
Combiのデザインは「可愛い」です。
丸っこくて、小さくて可愛らしいデザインだと思います。女性にも人気なんじゃないかな。
なぜかというと、我妻が「可愛いなー、デザインはこれがいいんだけどなー」と言っていたからです。
Aprica
Apricaのデザインは「かっこいい」です。
取手の部分にフェイクレザーを使用していたり、アカチャンホンポモデルには、屋根の部分に何やらかっこ良さげのアクセサリーがついていたり。
私はこのデザインが一番好きでした。ですので、おそらく男性には人気なデザインだと思います。
Pigeon
走行性で抜群のPigeon ランフィのデザインは「ダサい」です。
もう3社の中で一番イマイチ。走行性にパラメーターを全振りしたのか、Combi、Apricaの足元にも及ばない感じです。
でも赤ちゃんをベビーカーに乗せて散歩しているときに「そのベビーカーおしゃれですね!どこのですか?」とは言われないはずですので、我慢する部分かもしれませんね。
ベストバイは「Pigion ランフィ リノン5」
各社の特徴を「走行性」「折り畳み時のサイズ感」「デザイン」でご紹介してきました。
そんな中、私たち夫婦が「これが一番だな!」と同意したのが
「Pigion ランフィ リノン5」
でした。
↓アカチャンホンポのネット販売ホームページ
ちなみに、Amazonとかで購入できるのは「ランフィ RB1」です。
ここで注意がございます。楽天やAmazonとかで買える「ランフィ RB1」は取手が曲げられません。
折り畳み時のコンパクト感が一気に悪くなります。そのためアカチャンホンポ版の購入をおすすめします。
さあ、なぜ私たち夫婦が「Pigion ランフィ リノン5」を購入したいと思ったかですが。
・圧倒的「走行性」に、操作する私たちのストレスがゼロ!
・1輪車輪による段差乗り越え性能への期待!
・デザインは妥協!
の3点で決めました。やっぱり走行性は重要ですね。ここでイライラしていては、お散歩も楽しくなくなり、走行時のイライラが赤ちゃんに伝わってしまいます。
間違いなくランフィ リノン5です!
ただ、CombiもApricaも良いベビーカーであることは間違いありませんので、ぜひお手にとってその差を体感ください。
最後に、ベビーカーはインターネットネットの情報では見えない点が多く存在します。
ぜひ店頭でその違いを体感いただき、皆様にあったベビーカーを購入されることをおすすめします!
それでは良い子育てライフを〜。